文献登録番号610
種目ローイング
研究領域抄録
文献タイトル和文:カヌー選手のOver Use障害について
英文:
キーワード和文:カヌー,スポーツ障害,Sports injury,Canoe
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著者名和文:亀山修 柴野恵介 小川亮惠
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著者所属先和文:関西医科大学整形外科
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発表年月日1990年
掲載誌和文:日本整形外科学会雑誌
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掲載箇所(巻・号)第64巻・第2号・489ページ
要約第44回国民体育大会選手及び予備選手821名にアンケートを行い、得られた417名(回収率49.8%)の回答を分析した。調査内容は、競技歴、競技種目、利き手、練習時間、障害の経験及び状況である。障害部位は、肩87例、腰部94例、肘16名、手関節45例、その他47例であった。腰痛症はカヌー選手の22.5%に見られ、肩も同時に障害を訴えたものは23例(24%)であり、更に肘と同時に障害を訴えた者は14例(14.9%)であった。直接検診した選手の多くは筋筋膜性腰痛症であったが、4例に腰椎分離症、2例に根性坐骨神経症状を呈していた。肩の障害はカヌー選手の20.9%に見られ、腰も同時に障害を訴えた者は22例(25.3%)、手首との合併は14例(16.1%)であった。障害は主として運動痛及び筋膜痛であり、肩峰下に轢音を認めるものが多く、4例にimpingement syndromeを呈していた。
グループ千足耕一研究室
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