文献登録番号 | 1844 |
---|---|
種目 | セーリング |
研究領域 | 論文 |
文献タイトル | 和文:セーリング競技470級のNT選考レースにおける中・強風域の帆走指標の特徴 英文: |
キーワード | 和文:VMG,GPS,帆走局面,帆走速度,角度,距離 英文: |
著者名 | 和文:萩原正大、石井泰光 英文: |
著者所属先 | 和文:国立スポーツ科学センター 英文: |
発表年月日 | 2016年 |
掲載誌 | 和文:スポーツパフォーマンス研究 英文: |
掲載箇所(巻・号) | 第8巻・411-428ページ |
要約 | 本研究は、470級のNT(ナショナルチーム)選考レース時に艇の移動に関するGPSデータを取得し、帆走指標における上位選手の特徴について検討した。全国大会の上位を獲得したことのある国内トップレベルの競技力を有している13チーム(26名)を対象とした。NT選考レースは5日間で合計14レースが実施され、すべてのレースを対象に分析を行った。その結果は、以下のようにまとめられた。1)スタートにおいて、上位群(上位6チーム)では、スタート局面全体を通してVMG(Velocity Made Good to course)が高く、特にスタート直後(0-5秒後)から、すでに高い帆走速度とVMGを獲得していた。2)アップウィンドについて、上位群では、帆走速度が高く、帆走角度が小さかった(帆走距離が短かった)ため、VMG が高かった。3)ダウンウィンドについて、上位群では、帆走速度を高めることで高いVMGを獲得していた。一方で帆走角度には、上位群と下位群(下位7チーム)に差が認められなかった。4)リーチングについて、上位群では、ダウンウィンドと同様に帆走速度を高めることで高いVMGを獲得していた。以上の結果は、今後選手を育成する際に、VMGを高めるためにどの要素を向上させる必要があるのかを明確にするのに役立つと考えられる。 |
グループ | 千足耕一研究室 |
投稿者 |