文献登録番号9036
種目遠泳,臨海学校
研究領域原著論文・研究論文
文献タイトル和文:小学校における安全な臨海学舎の実践研究(Ⅴ)-児童の生きる力に及ぼす影響―
英文:Practical Study on Summer Seaside Camp for Elementary School Students V
キーワード和文:臨海学校,生きる力,児童,体験活動,集団宿泊行事
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著者名和文:矢野 正、三村寛一
英文:Yano Tadashi, Mimura Kan-ichi
著者所属先和文:湊川短期大学幼児教育保育学科
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発表年月日2010年2月
掲載誌和文:大阪教育大学紀要 第Ⅳ部門
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掲載箇所(巻・号)第58巻・第2号・151-ページ
要約本研究では、臨海学舎が参加した児童たちの「生きる力」に及ぼす影響について検討することを目的とする。創立以来90年以上にわたって実施され、5泊6日の日程で実施されているG小学校の臨海学舎を対象とし、3つの能力、14の下位尺度、70の質問項目からなる「生きる力」測定用紙を用いて、臨海学舎前後、またその一ヶ月後の三回にわたり、参加者353名を対象として調査を実施した。その結果、臨海学舎によって児童の「生きる力」の内の大きな要素である、「心理的社会能力」「徳育的能力」「身体的能力」の3つの能力に有意な向上が認められた。しかし、「身体的能力」の下位尺度である、「日常的行動力」「野外技能・生活」以外の要素は、一ヶ月後まで持続が認められなかった。G小学校の臨海学舎は、児童の「生きる力」の向上に著しい影響を持つ実践であったが、それは一時的な向上であり、一部を除きその効果の持続が期待されるものではないことが分かった。
グループ千足耕一研究室
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