文献登録番号1856
種目セーリング
研究領域紀要論文
文献タイトル和文:セーリング競技レーザーラジアル級における2kgの重り付加が風上帆走の艇速に及ぼす影響
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キーワード和文:GPS,風上航,風速
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著者名和文:榮樂洋光、石井泰光、布野泰志、中村夏美、松下雅雄
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著者所属先和文:鹿屋体育大学体育学部
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発表年月日2015年
掲載誌和文:鹿屋体育大学学術研究紀要
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掲載箇所(巻・号)第50号・1-7頁ページ
要約本研究は、1人乗り艇種であるレーザーラジアル級を用いて、セーリング競技者を対象に2?の重りを付加することが風上帆走時の艇速に及ぼす影響について風速域ごとに検証することを目的とした。年間を通してセーリング競技を行っている者6名(男性2名:年齢20.5±0.7歳、身長167.7±5.4?、体重63.7±0.1?;女性4名:年齢21.0±2.2歳、身長163.6±6.8?、体重60.3±3.9?)を対象とした。約10分間のウォーミングアップの後、左側帆走を60秒間行わせ、15秒間以内に方向転換を行い、右側帆走を60秒間行わせた。これを1セットとし、ライフジャケットのみを着用する条件とライフジャケットに2?の重り入れて行う条件を4セットずつランダムに行わせ、艇速度についてGPSを用いて計測した。対象の風速域は4−7?とし1?ごとにグループ化(4?条件:4?以上5?未満,5?条件:5?以上6?未満,6?条件:6?以上7?未満)を行った。その結果、4?条件では有意差は見られなかったが、5?条件と6?条件では、2kgの重り付加条件の艇速が有意に大きかった。2kgの重り付加条件では、ハイクアウトの際にモーメントが増大することにより、船のバランスを保ち、風の力を効率よく船の推進力に変換できるようになったことが要因だと考察できる。
グループ千足耕一研究室
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