文献登録番号1854
種目その他
研究領域論文
文献タイトル和文:船体運動が身体機能に与える影響について−船酔い、疲労と船体運動との関係−
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キーワード和文:船酔い,疲労,船体運動
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著者名和文:木村暢夫、甫喜本司、天下井清
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著者所属先和文:北海道大学水産学部
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発表年月日1994年
掲載誌和文:日本航海学会論文集
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掲載箇所(巻・号)第90巻・377-385ページ
要約本論文では、調査票から数量化した船酔いや疲労感の自覚症状の特性を、船体運動、海況、時間経過等の外的要因をもとに統計的に考察した。北海道大学水産学部における5度の航海に乗船した学生計121人を対象として調査を実施し、身体的、精神的及び神経感覚的症状の項目に関して、無し、多少あり、ありの3段階に大別した。海況は、航海日誌に記載された波浪、うねり階級を参考にした。5航海のうち1航海は測器により船体加速度を測定した。調査の結果、船酔いと疲労の身体、精神及び神経感覚的症状に高い相関がみられた。また、船酔いや疲労の自覚症状の発現に関して、船体加速度、船体の動揺周期が影響をもつことが明らかになった。船酔いは、前後、左右及び上下方向の船体加速度と出航からの経過時間を説明変数とした非線形重回帰式で推定でき、人体の慣れの影響は出航からの経過時間の指数項で表すことができた。
グループ千足耕一研究室
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