文献登録番号1837
種目ローイング
研究領域論文
文献タイトル和文:国際的な一流フラットウォーター・カヌー競技者の摂食パターンと栄養状態(英文)
英文:Eating Pattern and Nutritional Status of Elite Flatwater Paddlers
キーワード和文:エネルギー摂取,トレーニング計画,血液成分,一流競技者,カヤック,カヌー
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著者名和文:Pablo M. et.al
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著者所属先和文:Universidad de Oviedo (Asturias),Spain
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発表年月日2000年
掲載誌和文:International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism
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掲載箇所(巻・号)第10巻・182-198ページ
要約本研究の目的は、一週間にわたるトレーニング量の多い合宿において国際的なカヌー選手の食事パターンと栄養状態を正確に明らかにすることである。スペイン代表選手の男子選手(10名)と女子選手(5名)をこの研究に参加させた。エネルギー、主要栄養素と微量栄養素の摂取を測定するために測られた食事を摂取する方法を実行し、生化学と血液学的検査結果を得た。一日平均の摂取エネルギー量は男子が21.5±2.3MJで女子が16.5±1.7MJであった。さらに男子は体重当たりに炭水化物を7.5±0.8g、タンパク質を2.2±0.3g摂取し、女子は体重当たり炭水化物を7.3±1.1g、タンパク質を2.0±0.3g摂取したことがわかった。日々のエネルギーの中の脂質の割合はスポーツ選手や座りがちな人に推奨されている量(一日のエネルギーの30%以下)よりも男女ともに高かった。(男子選手は39.1±2.1{589492aee5268ffb1eadbe56a54da3fa2c32a51033ba35377bbbc602d395bf86}で女子選手は40.2±2.9{589492aee5268ffb1eadbe56a54da3fa2c32a51033ba35377bbbc602d395bf86}であった。)それにもかかわらず、この脂質が多い食事(不飽和脂肪酸の多い)はカヌー選手の血液脂質分析に影響を与えておらず、コレステロール値と中性脂肪値は低く、高比重リポタンパク質(HDL-コレステロール)は高かった。カヌー選手における微量栄養素の摂取は、葉酸を除き栄養所要量/食事摂取基準(RDA/DRIs)より高かった。これからの研究においては、高脂質の摂取が激しいトレーニングを行う選手のパフォーマンスと健康に影響があるかについて理解を深めるための研究が求められる。
グループ千足耕一研究室
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