文献登録番号 | 1831 |
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種目 | ダイビング |
研究領域 | 紀要論文 |
文献タイトル | 和文:水中ナビゲーション感覚尺度作成の試み 英文:Trials for Developing Psychological Scale for Measuring Sense of Under-Water Navigation |
キーワード | 和文:ダイビング,ナビゲーション,方向感覚,水中環境 英文: |
著者名 | 和文:中村信次 英文: |
著者所属先 | 和文:日本福祉大学全学教育センター 英文: |
発表年月日 | 2018年 |
掲載誌 | 和文:日本福祉大学全学教育センター紀要 英文:The journal of University Educational Center |
掲載箇所(巻・号) | 第6号・59-67ページ |
要約 | 本研究は水中におけるナビゲーション感覚(陸上でいう方向感覚)を計測可能な20項目の質問からなる水中ナビゲーション感覚尺度(Sense of Under-water Navigation ;SUN尺度)を開発し、一般的な方向感覚を尋ねる尺度である方向感覚質問紙簡易版(SDQ-S)とともに96名のレクリエーショナルダイバーを対象として質問紙調査を実施した。その結果SUN尺度の信頼性係数は非常に高く、SDQ-Sとも高い相関を示したことから、SUN尺度は一定の信頼性と妥当性を有していると考えられる。また、SUN尺度得点より、1)ダイビング経験回数の増加に伴って得点が上昇すること、2)水中での移動経験の蓄積に伴って水中でのナビゲーションスキルが向上し、ナビゲーション感覚が鋭くなること、3)対象ダイバー間のナビゲーションスキルの個人差が少ない場合、調査参加者がもともと持つ一般的方向感覚がSUN尺度得点の結果に影響を与えること、4)従来のナビゲーションスペシャリティがナビゲーションスキルの向上にあまり寄与していない結果が認められること、が示された。SUN尺度は、水中環境下におけるナビゲーションスキル向上に関する効果的な教育方法の開発の1つのツールとなりえると考えられた。 |
グループ | 千足耕一研究室 |
投稿者 |