文献登録番号 | 1830 |
---|---|
種目 | その他 |
研究領域 | 特集 |
文献タイトル | 和文:医学的側面から見た船酔いのメカニズムとその対策 英文: |
キーワード | 和文:船酔い 英文: |
著者名 | 和文:東 司 英文: |
著者所属先 | 和文:小阪病院 英文: |
発表年月日 | 1993年 |
掲載誌 | 和文:関西造船協会 らん 英文: |
掲載箇所(巻・号) | 第20号・1-6頁ページ |
要約 | 船酔いの代表的な症状は、悪心、嘔吐、顔面蒼白、冷汗であるが、その症状、程度は多岐にわたり、個人差も大きい。これらの症状の大部分は自律神経系の失調状態のためにおこると言われている。また、長時間船に乗っていると、揺れに慣れ、症状は軽快することが多い。これまで、船酔いの発症を説明する際に内耳異常刺激説が用いられていたが、現在は、揺れにより感覚の混乱が生じ、中枢神経内で適応ができず、自律神経反射がおこり船酔いが発症するという感覚混乱説によって説明されている。また、不安、緊張、暗示などの心理的要因や、運転中か否かといった姿勢も船酔いの発症に関与する。船酔いの対策について、薬の服用、疲労や睡眠不足をさけるといった乗船前の予防、頭部を固定させる、通風や換気に気をつける、揺れの少ない中央部に居る、不安感を取り除くなどといった乗船中の予防、発症時には嘔気がない場合は薬物の追加服用、嘔気が強い場合は自由に吐き電解質が含まれた輸液を点滴静注するなどを挙げた。 |
グループ | 千足耕一研究室 |
投稿者 |