文献登録番号1821
種目水辺活動
研究領域総説論文・解説
文献タイトル和文:水辺の野外教育と環境教育−人、自然と共に生きる繋がりを目指して−
英文:
キーワード和文:水,水辺活動,野外教育,環境教育,繋がり
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著者名和文:柳敏晴
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著者所属先和文:神戸常磐大学
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発表年月日2013年
掲載誌和文:環境教育研究
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掲載箇所(巻・号)第23巻・第2号・14-26ページ
要約本研究は、水辺の野外教育と環境教育について、先行研究と諸外国の現状の検討から、水、水辺、水辺活動、野外教育、環境教育の関係を考察し、水辺の野外教育と環境教育の関係を総括することを目的とした。水辺と野外教育の理解のために、水辺の地理的・地域的要素、水辺と人間とのかかわり、水辺の歴史的・文化的要素を概観した。水辺活動については、その用語について概観し、学習指導要領における扱いや先行研究にみる水辺活動をレビューするとともに、行政の取り組みを取り上げた。野外教育と環境教育の概念についてはプリーストが示した「野外教育の木」が適切に表現していると考えた。この他、諸外国の例としてグリーンブルー、ウォーターワイズ、マレ、キャンプシーガル、アウトドア・ラーニングについて述べた。常に変化し、不安定な水辺を活動の場とする水辺活動は、自然を直接的に感じさせることができ、野外教育と環境教育に様々な影響を与えている。今後は、日本人だからこそ持つことができる「森は海の恋人」のような、人と自然との共存を考える、繋ぐこと、科学技術の限界を知り自然と真摯に向き合う考え方が重要であると考えられる。
グループ千足耕一研究室
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