文献登録番号 | 1766 |
---|---|
種目 | ローイング |
研究領域 | 実践研究 |
文献タイトル | 和文:カナディアンカヌー競技におけるタオルを牽引する漕トレーニングが 艇速度に及ぼす影響 英文:Influence of towell-pull training on boat speed of Canadian canoeists |
キーワード | 和文:海洋スポーツ,パドル,背筋力,スプリント 英文: |
著者名 | 和文:北 哲也、長田英真、川島慎太郎、中村夏実、山本正嘉、前田 明 英文: |
著者所属先 | 和文:鹿屋体育大学大学院体育学研究科 英文: |
発表年月日 | 2012年 |
掲載誌 | 和文:トレーニング科学 英文: |
掲載箇所(巻・号) | 第24巻・第1号・77-82ページ |
要約 | 本研究では、艇でタオルを牽引しながら漕ぐタオル引きトレーニングが艇速度に及ぼす影響を検討した。カヌー競技においては、タオルを水中に設置することで、実際に艇が進むストローク中に負荷が掛かる牽引トレーニングとなり、トレーニング後に負荷を除くことで艇速度が上昇するのではないかと考えた。そこで本研究では、カナディアンカヌー競技において特に難しいスタートから加速期に着目し、タオル引きトレーニングが艇速度に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。被験者は大学カナディアンカヌー選手12名とし、タオル引きトレーニング群6名、コントロール群6名に区分した。水上漕トレーニングは、50mの全力漕5本を1回とし、週4日間、計3週間行い、トレーニング群のみタオルを取り付けてトレーニングを行った。その結果、トレーニング群において、艇速度はトレーニング後のスタート後4.6~9パドル目では上昇傾向がみられ、5パドル目では有意に上昇した。また、トレーニング群の50mタイムはトレーニング後に有意に短縮した。背筋力はトレーニング群において上昇する傾向にあった。このようにタオル無し条件よりもトレーニング負荷を高くした状態でのパドリングを繰り返したことにより、牽引力の上昇傾向、さらには漕動作に何らかの好影響が現れ、加速期の艇速度上昇につながったと考えられた。 |
グループ | 千足耕一研究室 |
投稿者 |